21Feb
GAMスクエア キクタニです。
前回 施工図ってなんだろう?というお話をさせていただきました。 (詳しくはこちら(^^)) http://gam-square.com/56
今回は、施工図を描くお仕事『施工図屋さんとは、なんぞや??』というお話です。
施工図屋とは、『施工図を描くエンジニア』です
施工図は おおまかに分類すると下記のような種類があります。(建築施工図の場合ですが、これは あくまでもざっくりした分類だとお考えください。)
躯体図〔建物の構造情報を提示〕
平面図〔建物の壁~床部分の内装・外装情報を提示〕
天井伏図〔建物の天井内装情報を提示〕
外装施工図〔建物の外装情報を提示〕
外構図〔建物の外構情報を提示〕
そして、ここから更に図面の種類は細分化されていきます。 杭伏図・基礎伏図・鉄骨図・配筋図・床伏図・タイル割付図・展開図・詳細図・総合図・・・とてもここでは書ききれないので、以下省略♪^ ^
建物を施工するにあたり必要になる膨大な量の図面を、自ら作図・またはCADオペレーターに作図指示を出し、図面完成まで導いていくという仕事が施工図屋のメインワークとなります。
どれたけ情報を盛り込めるかは 施工図屋の腕しだい!
設計図では反映しきれなかった、建物を施工するのに必要な『情報』を盛り込んで現場に発行するのが施工図。その施工図に情報をどれだけ盛り込めるかは、施工図屋の腕の見せどころ!になります。図面に反映させる為に、各製作図のチェック、設計者・監理者・製作業者・メーカーとの打合・ゼネコン側から依頼されればコスト管理も、こなします。
これ以外にも施工図屋の仕事はまだまだ奥が深い・・・といえば聞こえはいいのですが、正直なところ、だれか助けてぇぇぇぇ!と声をあげたくなるくらい忙しい時期もあるハードワーク。
でもね、施工に必要な情報を多業種の職人・施工業者さんが理解できるように1枚の図面に描いていく・・・施工図屋って なかなか楽しい・やりがいのある仕事なのです!
そして、万人にわかりやすい図面作成をこころがけているからこそ、自然とCAD操作のスペシャリストになっていく・・・それは きっと・・・当然のなりゆきなのではないでしょうか(^^)
一度ではご紹介しきれない施工図屋さんのお仕事。これからちょいちょい、ご紹介していきますね。